NKARA


ドゥクンデカワ-ムササ協同組合 NKARA(ンカラ)CWS

ンカラ

ンカラ(Nkara)CWSは、ドゥクンデカワ・ムササ協同組合の3基目のウォッシングステーションとして2008年に操業を開始しました。ンカラは3つのステーションの中では比較的小規模ですが、近代的な設備を備え、高い精製技術を誇ります。

ンカラ地区は、連続する丘に挟まれた年間を通して涼しい気候に位置するため、コーヒーチェリーは身が詰まり、豊かなフレーバーや甘さが発達します。

土壌は肥沃なローム層で、気温は年間を通して17~18℃と安定。コーヒーの木は約2.2mの間隔で植えられ、1ヘクタールあたり約2,500本が栽培されています。1農家あたりでは平均約250 本を保有し、小規模農家による丁寧な栽培が行われています。また、フェアートレードやレインフォレストなど複数の国際認証を取得しています。

ンカラCWSに持ち込まれたチェリーは、まずアフリカンテーブルの上で選別され、フローターによる浮力選別を実施。その後、パルピングや水を利用した比重選別を経て、欠点豆を徹底的に除去します。その後、ウエット状態~乾燥中にもハンドピックを実施。18時間の乾燥発酵を経てアフリカンベッドで太陽の下、約12度の湿度を保てるよう乾燥され、高品質の美味しい豆が生産されています。

乾燥後はルリにある同組合のドライミルで精製し、海外市場へ出荷されます。収穫日ごとに細かくロット分けされ、トレーサビリティも確保されています。

ンカラ地区で生産されるコーヒーは、標高の高い冷涼な気候と肥沃な土壌により、フルーティーで豊かな甘みとしっかりしたボディを持つのが特徴です。

ドゥクンデカワ協同組合は、2005 年にフェアトレード認証を取得して以降、農家の生活水準向上とサステナブルなコーヒー産業の確立に力を注いできました。

また、同組合の生産するコーヒーは国際的にも高く評価され、Cup of Excellence(COE)では2008、2010、2011、2012、2013、2014、2018 年に受賞実績があります。

受賞歴

Cup of Excellence(COE):2008年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2018年

国際認証

  • FTO (Fair Trade Organic) - EU & USDA/USA
  • FRA(Rainforest Alliance) – ISO/IEC 17065基準
  • UTZ Certified – 世界最大の持続可能プログラム(本部:オランダ)
  • C.A.F.E. Practices(スターバックス環境基準認証)
項目 内容
品種 アラビカ・レッドブルボン
精製方法 フルウォッシュト
テイスト フルボディー、カラメル、オレンジ、レーズン
生産地 ルワンダ北部ガケンケ地区
生産開始 2008年
農園高度 約1,800-2,100m
CWS高度 約2,200m
収穫時期 3月-10月(年1回)
精製時期 4月-10月
土壌 肥沃なローム層
気温 17-18度で安定
年間降雨量 約1,200-1,300mm

ドゥクンデカワ-ムササ協同組合 NKARA(ンカラ)CWS