MBILIMA

ミビリマ
ドゥクンデカワ・ムササ協同組合は3基のウォッシングステーションを所有しており、そのうちの1つがミビリマ(Mbilima)です。ミビリマ・ウォッシングステーションは2007年に稼働を開始しました。地区内の616戸の農家が収穫したチェリーを精製しており、72ヘクタールの土地で栽培されるチェリーは複数の国際オーガニック認証を取得しています。
コーヒーの木は約2~2.5mの間隔で植えられ、1ヘクタールあたり約2,500本が栽培されています。小規模農家が中心で、1農家あたり平均200本のコーヒーの木を保有しています。
持ち込まれたチェリーはまずアフリカンテーブルの上で選別され、その後フローターによる浮力選別を行います。パルピング後も水を使った比重選別を徹底し、欠点豆を極限まで取り除いています。
ウエット状態から乾燥中にもハンドピックが行われ、パーチメントは天日干しでおよそ24日間(天候により変動)かけて仕上げられます。
こうした丁寧な工程により、ミビリマで生産されるコーヒーは、標高2,000mを超える丘陵地で、農家の細やかな配慮と情熱をもって生み出されています。収穫日は細かくロット分けされ、品質の一貫性と透明性を保っています。
ミビリマから出荷されたコーヒーは、2018年のCup of Excellence(COE)で2つのロットが入賞しました。また、ドゥクンデカワ協同組合全体としても、2008・2010・2011・2012・2013・2014・2018年にCOEを受賞しています。
ブルボン種コーヒーの最高品質を維持するため、各農家はチェリーの成熟度を厳しく管理。ウォッシングステーションでは、手選別・洗浄・発酵・グレード分け・乾燥といった全工程で厳格な品質管理を行い、国際市場へ出荷しています。
受賞歴
Cup of Excellence(COE):2008年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2018年
国際認証
- FTO (Fair Trade Organic) - EU & USDA/USA
- FRA(Rainforest Alliance) – ISO/IEC 17065基準
- UTZ Certified – 世界最大の持続可能プログラム(本部:オランダ)
- C.A.F.E. Practices(スターバックス環境基準認証)
| 項目 | 内容 |
| 品種 | アラビカ・レッドブルボン |
| 精製方法 | フルウォッシュト |
| テイスト | フルボディー、カラメル、オレンジ、レーズン |
| 生産地 | ルワンダ北部ガケンケ地区 |
| 生産開始 | 2007年 |
| 農園高度 | 約1,800-2,100m |
| CWS高度 | 約2,200m |
| 収穫時期 | 3月-10月(年1回) |
| 精製時期 | 6月-10月 |
| 土壌 | 沈泥砂の土 |
| 気温 | 17-18度で安定 |
| 年間降雨量 | 約1,300-1,400mm |
